教育とは、勇気づけること♪

 ホームページの塾長挨拶でも書かせていただいていることですが、日頃から私は、「生徒たちのモチベーションを上げる!」ということに意識を高くもっています。自主的かどうかは別として、塾に行く、という行動を習慣として行ってくれている生徒たち。その生徒たちの「学習に向かう姿勢や意欲」をいかにして高めるか、これが私の一番の役割であると感じており、それが功を奏すれば必然的に成績アップに結び付くというのが私の考えです。また、モチベーションが上がることで成績以上に大切なIQも上がり、目標を立てたりやりたいことを見つけ出すことにも繋がるというわけです。
 それでは、「生徒たちのモチベーションを上げる!」具体的な方法はあるのかということですが、私はみなさんもご存知だと思いますが、コーチングという手法を効果的に活用することでそれは実現可能であると確信しています。これが生徒と先生の間で効果的に正しいやり方で行われているか、それがモチベーションアップに大いに関係しています。したがって、学習業界においては、ティーチングに限らずコーチングもしっかり行っていかなければならないというわけなのです。
 そんななか、ある一定のレベル以上のコーチングを行って学習指導が出来ている塾は今、世間にどのくらいあるでしょうか。私は、限りなく少ないと実感しています。一例をあげると、学習塾のチラシなんかを想定してください。そこには大々的に合格実績が書かれたりしています。これは、私からすると完全に間違ったやり方で、逆にモチベーションを下げてしまうことになり、きっとこういう塾はティーチング力はあっても適切なコーチングは出来てないと感じます。〇〇高校□□名合格!このようなものは絶対に見せないほうがいいのです。それから、今よく本などでも見かけるフレーズとして、「褒めて育てましょう!」というのがありますが、これも注意が必要です。これは、やってはダメというのではなくやり方の問題です。褒め方、その前提にある先生と生徒との信頼関係が先ずは大切なのであり、信頼関係が構築できてない中で褒めたところで効果はないに等しいのです。これは、子育てでも職場における上司と部下の関係においてもいえることです。
 では、「褒める前に関係を構築?」じゃあ、どうやればできるの?そこんところが知りたい!ということになるでしょうが、答えは次のようになります。これは、最初にも書きましたがコーチングのレベルを上げるということに他ならないのですが、そのポイントになる部分として、『勇気づけ(エンカレッジング)』これが大切なキーワードになってきます。塾に行くという習慣は出来ている大半の生徒。でも、学習意欲や勉強のやり方や意識のレベルによって成績に差が生じているのは承知の上。それでも、まず最初に『勇気づけ』ということを行うことが教育の根幹を成す大切な部分で、それを徹底してやることで一人一人の生徒との関係性の構築や、互いの信頼関係が深まることになるのです。表面的な部分ではなく深層の部分でコーチングの効果は表れるのです。
 うまくそれが出来ている生徒は、私の塾でも勉強をやり始めて5分も経たないうちに、「出来る!」「解る!」と勇気づけられて学習の深みに入っていっているのが伝わってきます。大げさに言うと、「問題解きながら鳥肌立ってる!」っていう感じです。このような生徒は思考がより抽象的になり、本当の意味で頭が良く生きる力があるのだといえます。英語なども臨場感を持ちながら学習しているので習得のスピードが全然違います。
 もうすぐ、ALL for ONE も開校1年を迎えようとしています。私は、このコーチング力を自分自身もっともっと磨き、生徒との信頼関係をより深めることで、生徒たちのさまざまな隠れた能力を引き出していきたいと思っています。