教える、から、問いかける♪

より丁寧に教えてもらうことで、子供たちがの理解力が高まり、よって成績が上がる、このように考えておられる保護者の方がいまだ多いですが、実はこういう考え方は正しくありません。

 

手厚く教えてもらえる!これは教えられる側からすると一見ありがたく思えるふしもありますが、これでは生徒たちの頭は磨かれません。手厚い"コーチング"や"フォロー"といったことならそれは非常にありなことですが、"教える"という部分が過ぎてしまうと、それは生徒たちの思考の土壌をやせ細らせる農薬へと化してしまうのです。

有害な害虫等といった外敵と戦いながら自己生存力を高めていく環境が生徒たちには与えられなければなりません。

 

そのためには、どうするかというと、上にあげた"教える"ということの反対のことをやることです。今、よく教育業界でも「教えません!」といったスローガンを掲げておられるところが増えてきていますが、まさにあの流れです。しかし、教えずに「自分でやりなさい!」というのではこれまた無責任です。生徒たちは路頭に迷ってしまいます。保護者の方が心配される気持ちはわかります。また、生徒たちに「考えさせる!」というフレーズも最近よく耳にするようになりましたが、これも少しハードな条件を強いていることになります。小学生や中学生ぐらいでは、経験があまりに不足しているからです。

 

一番良いのは、生徒たちに「問いかける!」というやり方、これです。これは、コーチングの理論に属しますが、生徒たちは実はこれを一番求めています。教えてもらうのは、むしろeラーニングなどといった一定のレベルのものでいつでもどこでも出来るようなもののほうがこれからの時代には合っている、と生徒たちも感じ始めています。

 

では、この「問いかけ!」、これは教育業界に長く籍を置いているようなベテラン教師や講師、あるいは難関校を突破した現役大学生なら出来ると言えるでしょうか。答えは、否です。

 

ALL for ONE では、私がこの部分を担っています。日々、研鑽を積み重ねているつもりです。

生徒への「問いかけ!」、これがまるでヴィンテージ物のワインのように高品質なものだと生徒たちの細胞は反応します。そして、内面が変わり、行動が変わり、おのずと結果も変わる。

だから、結果を変えているのは教える側ではなく生徒自身という見方になるのです。

 

繰り返しますが、教えてもらえれば教えてもらえるほど生徒がかしこくなる、成績が上がる、こういう間違った思いからいち早く保護者の方自身の考え方が改まらないとその代償を子供たちが背負うことになるでしょう。

 

学校で習うようなことを、授業が終わり、クラブもして、疲れた体で塾へ行き、そこでまた同じようにステレオ機で再生されたようなものを聞いているようでは厳しいですがその子たちの未来は見えています。

 

問いかけられることで、気づきを得て、思考しながら行動する習慣が生徒たちに出来上がると確実にその生徒は伸びていきます。そのためのフォローや声掛けといったことをより高いレベルで行う、そこに最大限力を入れているのが、ALL for ONE 学習塾の未来形という塾なのです。