こう解決する、子供の勉強嫌い♪

子どもの勉強嫌いというのは、単に勉強嫌いを無くさせるには?とか、勉強が好きになるためには?ということを考えるだけではけっして解決しません。

どういうところに難があるのか、を突き詰めなくてはならず、そのためには細かく分解していく作業が必要なのです。

これは食事を例にとってもおわかりでしょう。出した食事に対し、子供が「まずい~!」って言っても、それは味付けが辛すぎるのか、もの足りないのか、調味料の量が合っていないのかなど、いろいろその「まずい~!」にはまずいなりの理由が子供にはあります。勉強もこれと同じです。

そこへのコンタクトをせずに、すぐに「どうしたらうちの子供は勉強が好きになるでしょうね!?」といった早急な解決策を求めても上手くいくわけはないのです。

この、「細かく分解していく作業」は、本人一人がやるのではなく、親や教育者が一緒になって時間をかけてやっていく必要があります。本人だけが感づいていることもあれば、周りの方がよく見えているということもあるからです。それを弱点や欠点という見方をせずに、「このことが解消できればもっと勉強は楽しくなって面白くなる!」という方向にもっていきながらサポートしていくわけです。そうすることで、何をすればいいのかということが見えてきます。

子どもは、お腹がすくのと同様に、学びに対しての欲求を持っています。これは本当です。知りたい!出来た!解った!褒められた!という経験を積むと、必ずそれは累乗の掛け算のように強化されていきます。これが学習の姿なのです。残念ながらそうならないような仕組みで行われているのが今の教育でしょう。受験のシステムもそうです。ついでに言えば就職活動もそうです。

したがって、子供たちに教育をするときには、その生徒一人ひとりを細かく見て、問題がある部分が見いだせたらさらにその部分を細かく分解し解決できることとそうでないことに分け、出来ることから手を付けていき、出来た!という手ごたえを積み重ねていってもらうようにするのです。

たいてい時間はかかりますが、それこそが教育の醍醐味です。これはレベルの如何に関わらず言えることです。