食わず(学ばず)嫌いはダメ♪

食わず嫌い!という言葉がありますね。そう、食べる前からそれがどんな味なのかも知らずに拒否してしまうこと。外見であったり、においであったりといった想像から不味いだろう、口に合わないだろうと勝手に判断をしてしまう。

これは非常にもったいないことなのですが、こと勉強に関してもこれと同じようにしている人が多く私はそのような生徒を見ていると残念でなりません。

食べてみたら美味しいかもしれないし栄養もきっとあるはずで、わからないならまずは試してみよう、要は口にしてみよう、そういった日頃からの姿勢が大事だと思うのです。

何でもオープンスタンスというか、とりあえずは試してみよう、やってみなけりゃわからない、こういう姿勢で学習に向かう子供の方がやはり吸収力はいいです。その延長線上に隠れているものにまで手を伸ばそうとしますし、わからないことが出てくると自分で調べようともします。粘りもあります。

よく、子供は好きなことを見つけたらそれに熱中していれば嫌いなことはさせなくてもいい、みたいなことを言われますが私はこれは少し違っていると思います。好きなことを後押ししてやりどんどん深く子供がそれにはまっていくことは一向にかまわないのですが、それでも他のことにも無関心にはならず手を出していくというバランスは必要なことです。その他諸々のことも知ることで本当にやりたいことに力を集中投下させることができるのです。関心が持てるかどうかわからない時点ですぐにシャットアウトしてしまう子というのは、わからないことが出てくると自分で調べようとせず、粘りもありません。

だから、自分の子供が、何もかも忘れてこれだけは集中して楽しんでやっているからそれでいいわ、とは思わないことですね。いろいろなことも試しながらその中でもこれは他のどんな子供と比べてみても一番だ、というようなフォローをしていってあげるとよいでしょう。

バランス、可動性、こういうものが子供の成長にとっては欠かせないのです。