子供の変化は予測不能♪

これだけ毎日、生徒を見ていてもわからないことというのはたくさんあります。その発見があるからこの仕事というのは面白いと言えるのですが。

 

そんな中、最近、感じたのが「生徒の学習モードが切り替わる瞬間」です。これがいつ来るのか予測不能なのです。

 

このぐらいの成績の子供ならこちら側がこれぐらいフォローを続けていればこの頃になると変化が見え始めるだろう!と思っていてもなかなか予想通りにはならず、反対にうーん、変化が見られないな!と思ってた生徒が突如、ピョコっと変化したりするのです。

 

そんなとき、こちらは「エッ、今なの?」って思ってしまうのです。こう言っては何ですがうれしい誤算を感じる瞬間なのです。

 

これは、ヒトの脳の中で行われていることというのは外部からたやすくわかり得るものではないということ、さらには学習というのは時間という一定の掛け算で比例のグラフのように右肩上がりに上がっていくものではないということを教えてくれています。

 

したがって、親御さんにお伝えしたいのは、ご自分の子供を見ているとき、計算してこうすればこうなるといった考えは極力しない方がいいということです。

 

こうすればこうなる、というのはあくまで経験でしかなく経験を組み合わせて整理されたものがマニュアルになりますが、大部分マニュアル以外の部分で対峙しなければならないのが子育てである、このように思ってもらいたいのです。

 

我々も同じです。多くの経験からこの場合はこうした方がいいというその時の最適な方法をとりますが、それでも経験してきたこと以外の新たに出くわすことにどれだけチャレンジし情熱を注げるかだと思うのです。

 

考えてみれば当たり前ですね。こうすればこうなるというのは、今の科学の世界で解明できていることだけを言ってるだけであってむしろ解明していないことの方が多いわけですから。

 

というか、解明していないことがこれだけあるということも数量化できているわけでなく解明できればできるほどわからないことがさらに出てくるというのが世の中の仕組みだからです。

 

そういった目で子供も見ていってあげるようにしてください。

そして、「エッ、今なの?」っていう予測不能な瞬間に一緒に感動していきましょう。