漢方薬のように学べ♪

「学びというのはじわじわと効果が表れてくるもの!」このように考えてもらいたいものです。

 

基本的には、即効性を期待するものでありません。今日、子供が塾へ行って人気のある講師に教わったからといって帰ってきて学力がグンと伸びているなんてことはありえないわけです。

 

これを私は、「学びの効きは漢方薬と同じ!」という言い方をします。市販の薬のような対処法的かつ即効性を期待するのではなく、じわじわと体の内部から変化が起こる方が副作用の心配もなくじっさいに効果が高いのです。

 

漢方薬のように学ぶ子供は、学ぶ時間を大切に考えます。何かを犠牲にした学び方をしたりもしません。

 

副作用とは、一番多いのが受験後に生じる子供の心理的疲弊です。塾という環境に縛られた自分を振り返り、自分の意思とは反していたことによる自己欺瞞の念に駆られてしまうのです。

 

そういう子供たちを作り出さないためには?との思いで ALL for ONE では生徒たちとかかわっています。学びとは、大儀に見れば「新しいことへの興味や関心を行動へ移すこと」です。道端を歩いていてなにか変わった草が生えていた時に目にも留めず通り過ぎてしまうのではなく、「なんやこの変わった葉っぱの形!これなんていう草なんやろう?百科図鑑で調べよう。」こういうのが学びです。

 

しかし、子供たちにとって学びとは、教える先生がいてその人から学年ごとに決められた教科の話を聞いて、そしてテストをして点数を競ってクラスで順位が決まる。その延長線上で進学校を選択させられる。

 

まったくこういうのがダメとは言わないけど、元々の学びの基礎というかスタイルが出来ていないのに形ばかりでやろうと思っても子供たちはすぐに嫌になる。それか、受験が終わるまでの我慢、みたいな我慢比べを親子ともどもでやっているのが日本。

 

地頭の良さ。ほんまにここに取り組んでいこうと思ってます。子供たちの地をならして、地をほぐして、地を強固に育てる。そして、人生の途中でいかなることが起こっても地滑りなんてしないような生徒を作る。

その上で、もちろん受験というものとも向き合い、平常心で最大のパフォーマンスが発揮できる。

 

こんな塾であり続けたいです。